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6.考える楽しさ


スタイル画 ドレープのスカート

■作り方を見つけることは、パズルを解くような楽しさがあります。考える楽しさ…。左のようなドレープを寄せたスカートはいかかでしょう。単純なダーツの移動や切り替え線を使う展開からは想像がつきませんね。クリエーターを目指すのであれば、これから数多くの解答のないパズルに直面することでしょう。そのときのための、ささやかな標(しるべ)となることを願いつつ、パターン展開の一例を示しましょう。


図 1、図 2


[図 1] スタイル画のイメージに合わせて、前中心ウエストから第1ドレープ線(赤)を描きます。腰山線(青)を引き、ダーツを畳む展開線とします。

[図 2] ダーツを畳んで、脇線に切り開きます。切り開かれたダーツ線の上側をA線、下側をB線とします。


図 3、図 4


[図 3] ウエストからA線に向かって適当な間隔をあけて第2、第3ドレープ線を描きます。第1ドレープ線と腰山線との交点をイとし、第3ドレープ線とA線との交点をロとします。

[図 4] イを基点に、ロがB線に接するまで脇ダーツを畳み、第1、第2ドレープ線にダーツ分量を均等に切り開きます。


図 5、図 6


[図 5] ロを基点に残りの脇ダーツ分量を畳み、第3ドレープ線にウエストダーツ分量を切り開きます。

[図 6] 脇線から第1ドレープ線の止まりに向かって、図のようなガイドライン(青)を描き入れ、その線上に、第2、第3ドレープ線の止まりを求めます。各ドレープ止まりから脇線まで水平に展開線を引きます。


図 7

[図 7] 展開線を切り込み、各ドレープ止まりを基点に脇線を畳む反動で、それぞれ、ウエストダーツ分量が3センチずつとなるように切り開きます。カーヴした脇線は、直線で引き直します。


ドレープスカートの完成トワル

ドレープスカートの完成パターン