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「立体裁断の基礎理論」

 私のようなものが、本を出したいと思えば、かつては自費出版に頼らざるを得ませんでした。その際、最低でも100部は刷らなければならないし、B5版で300頁あったら200万円はかかってしまいます。ちなみに、拙著「立体裁断の基礎理論」は、写真や図が入るので300万円にもなるかもしれません。

 ところが、パソコンとインターネットはこういう状況を変えてくれました。DTPすなわち、Desk Top Publishingの普及により、パソコン上で誰でも手軽に、文章、写真、図などを簡単に見栄えよく配置することが可能になりました。そして、デジタル化されたデータから、インターネット上で、たとえ1冊でもオンデマンドで本を刷ることができるWEB出版サービスが登場しました。
 現在、私が販売を委託している「オンデマンド万能書店」は、たび重なる校正を経ても費用は旧来の自費出版の10分の1以下でした。
 パソコンとインターネットの発達により、誰でもが情報の作り手、発信者になれる時代が訪れたといってよいでしょう。 (2002年2月 第1版)

 さて、本の内容についてですが、ここまで、my thinking (私の立体裁断論) を退屈しないで読まれた方であれば、ご理解いただけるものと思います。ただ、この本を書いた動機がアパレル現場で行われているパターンメーキングに対する改善提案であり、対象となる読者として想定したのはプロあるいは学生でした。したがって、ある程度の予備知識があって、職業用の人台を使える環境にあることが望ましくはありますが、既服作りに興味を持ち、ないものは自分で作ろうという意欲あるアマチュアの方々をおろそかにするものではありません。もし分からないことがあれば、気楽にご質問ください。


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