[図 1] 円すいを平面にしたものです。これから、ダーツ分量APBをCに移動させる展開をしてみます。(正円だから回せばいいのですが、固定されているものといたします)
[図 2] 簡単ですね。CPを切り込んで、APをBPにつけるだけです。ただ、パターン操作の上で留意すべきことは、図1でCPを完全に切り離してしまわないことです。Pから1ミリは残しておいて、ダーツを閉じます。実際のパターン展開では、このように切り込みが1か所ではなく数か所に及ぶことが多く、うっかり切り離してしまうとバラバラになってやっかいなことになります。切り離さなければダーツが動かないこともありますが、できるだけつなげておくことがコツです。
ポイントが同じであれば、ダーツを自由に移動させることができるということが分かりました。では、ダーツの分散について考えてみましょう。下の写真をご覧ください。左は、円すいの頂点をつまんだものです。尖りがなくなって頂点が二つになりました。右はそれを開いたものです。円の中心で重なっていて、ダーツが2本に分散されています。1本ではダーツ分量が多いときには、このように分散して頂点をぼかすことができます。
|