【用紙設定】 「用紙の枚数」と「用紙の大きさ」という項目の「用紙」が意味するところは違っています。前者は印刷用紙、後者は作業スペースとして用紙を意味しています。たとえば、印刷用紙をA4縦にして、作業スペースをA3横とすると、用紙の枚数は縦1、横2となります。つまり、A4が2枚あれば、作業スペース上のオブジェクトの印刷が可能ということです。
しかし、必ずしも印刷を想定することはありません。パターンメーキングに必要なスペースを自由に設定しましょう。この例では、インチ表示にして、ヨコ75(1905ミリ)、タテ65(1651ミリ)としました。ジャケットのパーツがだいたい収まる範囲です。印刷用紙は仮にA0にしてありますが、印刷は予定しませんので、「用紙境界を表示」のチェックは外しておきます。
実際に印刷するときには、ページを変えればよいのです。たとえば、A0ロール紙のプロッターが接続されていれば、印刷用紙と作業スペースを同じく、高さ841ミリ×幅1500ミリというように設定し、「プロッター用紙」などと名づけてテンプレートとして保存しておきます。そして、必要に応じて開き、そのスペースにパターンを配置すればよいのです。
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