■如何でしょう。ベクターワークスの軽快なドローワークを感じていただけましたか? ×印は何なのと気になったかと思いますが、これらは基準点で、図形を描く目安に入れるものです。
端点にブルー、ベジェポイントにピンクと色分けしてあります。このパターンはこれらのポイントで構成されています。もちろん、初めからその位置が決まるわけではなく、完成パターンの後付けですが、ここでは、スナップ感覚と図形を描く要領がお分かりいただければよろしいかと思います。
それでは、簡略に説明いたしましょう。
まず、曲線ツールを選択し、初めの端点をクリック、そして次の端点をクリックしたときに直線が確定します。(曲線ツールですが、直線もカーヴ線も描けます)
次に、カーヴ線を描くときは、描きやすくするために、Ctrlキーを押しながらホイールを回転させ図形を拡大させます。そして、スペースキーを押してハンドツールに変え、手元に引き寄せ、ベジェポイントでクリックドラッグしてカーヴ線に切り替え、次の端点でクリックしてカーヴ線を確定します。
この直線と曲線の作業をくり返し、ウエストからスカート下端に向かってはホイールで画面を下に送って初めの端点につなげて図形全体を確定させます。
そして、Ctrl+6で図形を全体表示させてから、後ろスカートに取り掛かります。前後スカートが描き終わると、直線ツールを選択し、ヒップラインを入れます。
■すべてのツールやコマンドにショートカットキーが自由に設定できるので、マウスポインタが作図から離れることがありません。これは、能率を上げるために、たいへん助かります。
■ところで、ベジェポイントって何でしょう?
分からなくても大丈夫!理解しようという努力なく、ベクターワークスなら、曲線が描けてしまいます。でも、少し説明すると…
ドロー系のソフトには、ベジェ曲線という理論があって、ベクターワークスも然りなのですが、イラストレータように、端点に方向線が表示されません。方向点だけが表示されます。これがベジェポイントになります。目障りな方向線がないだけで、すごく気が楽になります。
また、イラストレータでは、単純な1つの曲線にも、2つの方向線と2つの方向点が必ずあるわけですが、ベクターワークスでは、1つの方向点ですみます。そして、このポイントにスナップすることができ、冒頭のムービーのようにパターンを描くことも可能になるのです。
■つながりのよい曲線
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