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4.袖底の上げ方

 下図[A]と[B]の袖山を比較してみてください。同じように袖底を上げて袖山を低くしているようですが、[A]は頂上から跳ね上がっているのに対し、[B]は原型の袖山をなぞりながら次第に袖底を上げています。袖角度を大きくしたいならば、[A]のような製図をすべきですが、セットインスリーヴの表情を見せながら、袖底で上げた分がマチの役目を果たし、腕の運動を楽にさせたいのであれば、[B]になります。

 Lesson2で、袖山のイセの解消と袖山を低くすることの関係を解説いたしましたが、[B]の場合はどうでしょう。


図A、図B