3.袖山を低くしたら袖ぐりを下げる
袖山の低いカジュアルな袖は基本原型と比べて袖下線が長くなるので、腕を下ろしたときにだぶついて腋の下を窮屈にしてしまいます。
下右イラストは、腕を下げたときに布がだぶついた状態のイメージです。このとき、袖下線の長くなった分すべてが腋の下に余るのではなく、半分はbのように下に逃げてたるむと考えられます。ここで問題となるのが、a分量です。この分量は往復ですから、袖ぐりにかかる分量はその半分になります。したがって、基本原型との寸法差を4センチとすると、aで下げるべき分量は(?)となります。
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